中文English日本語
中文English日本語

中国が累計で480万トンの石油を節約 「レジ袋制限令」実施後の4年間に

投稿日:2012-06-21 ブラウズ量: 1645
国家発展改革委員会資源節約・環境保護司(局)の李静・副司長は20日、中国が「白色汚染」(白色のビニール袋や発泡スチロール製容器などの廃棄による環境汚染)対策の一環

 国家発展改革委員会資源節約・環境保護司(局)の李静・副司長は20日、中国が「白色汚染」(白色のビニール袋や発泡スチロール製容器などの廃棄による環境汚染)対策の一環として「レジ袋制限令」を実施してからの4年の間に、全国の主な商品小売場所ではレジ袋の年間使用量が240億枚以上減少したと述べた。4年間で節約された累計石油量は大慶油田の年産量の約8分の1に相当するという。

李副司長は同日開かれた「レジ袋制限令」実施4周年宣伝イベントの席上、次のように述べた。「レジ袋制限令」を実施して以来、全国のプラスチック消費量が累計で80万トン減少した。これは480万トンの石油を節約したのに等しく、大慶油田年産量の約8分の1を占め、標準炭に換算すると680万トン余りになる。この制限令はエネルギー資源を節約し、生態環境を保護し、世界の気候変動に対応する上で積極的な役割を果した。

「レジ袋制限令」とは国務院弁公庁が2007年に出した「プラスチック製買い物袋(レジ袋)の生産・販売・使用を制限することに関する通知」をさす。「通知」は2008年6月1日以降、厚さが0・025ミリを下回る超薄型レジ袋の生産・販売・使用を全国で禁止すると規定している。それと同時に、全てのスーパー、百貨店、自由市場などの商品小売場所ではレジ袋有償使用制度を実行するとしている。

「レジ袋制限令」の実施後、ますます多くの消費者が布袋や買い物かごを再び手に提げ、耐久性のある買い物袋を繰り返して使用するようになり、使い捨てレジ袋の使用が減少した。現在、スーパー、百貨店のレジ袋使用量は一様に3分の2以上減ったという。

(北京6月20日発新華社)